薄毛に悩んでいる方は「育毛剤を使っても効果がない」「内服薬を飲んでも時間がかかって困る」と言った悩みを抱えている人も少なくありません。
そこで一番効果が実感できるのは「自毛植毛」になります。
自毛植毛ってなに?
薄毛になる理由は「5αリダクターゼ」という酵素が髪の成長を抑制し、発毛を妨げると考えられています。
しかし、同じ頭皮でも酵素の影響を受けにくいとされているのが「後頭部」や「側頭部」の毛髪になります。
その後頭部や側頭部の組織をそのまま薄毛で悩んでいる個所に移植するというのが『自毛植毛』になります。

でも…薄毛の所に引っ越しをしてもまた抜けるのでは…
と思いがちですが、植毛をした後頭部や側頭部の髪の毛の性質は薄毛の所へ移植しても元の性質を受け継ぐため、移植した毛は薄毛の影響を受けにくいというメリットがあるのです。
自毛植毛にはもちろんメリットもありますがデメリットもつきものです。
※人工毛植毛について
≪自毛植毛のメリット≫
1.薄毛の影響を受けにくい
後頭部や側頭部の毛の性質を持ったまま定着し成長します。ですから、前頭部の「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素の影響を受け脱毛しやすい部分の性質の影響が少なく今まで薄毛で悩んでいた部分にきちんとした発毛が期待できます。
2.自然な仕上がり
かつらや付け毛だと浮いてしまったり他人から見ると非常に違和感を感じ、せっかくお金をかけているのに薄毛がバレてしまう事も多々あります。
自毛植毛は自分の毛を、いわゆる引っ越しをするだけですのできちんと毛根もあり他の毛と同じように成長していくため髪馴染みがよく髪の毛が部分的に浮くこともありません。
3.拒絶反応が起きにくい
自分の髪の毛を移植するので、拒絶反応が起きないというメリットがあります。
後頭部や側頭部の髪の毛がきちんと薄毛部分に定着すれば、早い人では半年~1年未満で薄毛の悩みから解放されるという特徴があります。
≪自毛植毛のデメリット≫
1.価格が高額になる可能性がある
自毛植毛は女性でいう美容整形や審美歯科のように保険が適用されず自由診療になります。
ですから、かかってしまう治療費は自費診療ということになり高額になる可能性があります。
自毛植毛の場合は、後頭部や側頭部から毛穴組織をくり抜く様にして採取するのですが、その一株あたり●●円という計算方法になります。
金額は病院によっても様々で一律ではありません。
薄毛が進行してしまい補う範囲が広くなればなるほど、必要な株数は増えてしまいますのでそれだけ価格が高くなってしまいます。
2.合併症のリスク
病院で自毛植毛を行う際には必ず説明をされる事ですが、術中に不整脈など・術後には顔のむくみや腫れ・感染症の可能性があることの説明を受けます。
もちろんドクターや看護師の方が行いますので、最善の注意と最新の医療技術によりまれではありますが合併症が起こる可能性がゼロではないという事です。
3.全ての毛根が定着しないこともある
自毛植毛は後頭部や側頭部の元気な毛根を採取して、薄毛で悩んでいる所へ移植をするわけですが移植した全ての毛根が定着するわけではありません。
もちろん全ての毛根が定着するようドクターや看護師の方も最善を尽くしてくれますが、毛根の生命力は移植しなければ正直分からないというのが事実になります。
しかし「体験談」を読んでいただくと分かると思いますが、私も手術前にドクターから「全ての毛根が定着するとは限りませんが、もちろん全てが定着するように努力しますね」という言葉を頂きました。自分自身、どれだけの毛根が定着しているかは分かりませんが抜け落ちて一部分だけ薄毛が目立つという事もありませんしきちんと定着をしてくれたのではないか…と思う程の仕上がりです。